エンジニアの活躍が期待されるeスポーツ

eスポーツはエレクトロニックスポーツの略で、ビデオゲームによる対戦をスポーツとして取り扱い、参加者が腕前を競うものです。

日本では、2019年に行われた茨城国体において、全国都道府県対抗eスポーツ選手権が、2日間に渡って開催されました。この大会は国体の正式種目としてではなく、文化プログラムの一環として行われましたが、小学生から社会人まで、約600人が参加。小学生の部と社会人の部に分かれ、サッカーゲームをはじめとする3種類のゲームの腕前を競い合いました。
ゲームメーカーが主催する単なるゲーム大会とは異なり、実際のスポーツ協会や経済界並びに地元議会などの賛同も得られ、障害もなく開催準備が進み、無事選手権は開催されました。

このように、eスポーツは新しい分野のスポーツとして非常に注目度が高まっています。今後ビジネスとしての発展性も期待されているため、エンジニアも、eスポーツのソフトウェアとハードウェア両面の開発において力を発揮できます。

2019年に初めて日本の国体に登場したeスポーツは、個人戦だけでなくチームによる団体戦も行われています。観客も含めた応援などでも盛り上がり、会場全体で楽しめる競技です。
今後の予定の一つとして、東京五輪のオフィシャルスポンサーであるパソコンのCPUメーカーが、五輪開催に合わせて大規模なeスポーツ大会を行うことを発表しました。各地の予選大会も行われるなど、東京お台場での決勝大会に向けて着々と準備が進んでいます。
このブームはIT業界をも動かしており、エンジニアの活躍の場もさらに広がっています。